今朝、「網膜年齢差+1歳ごとに全死亡リスク2%上昇」と言う記事を読みました。
実年齢と網膜の年齢の差が乖離すると死亡リスクが上昇(心血管系と悪性腫瘍による死亡は除く)しているという研究結果です。
つまり網膜の状態が健康の指標になっており、もし今後簡便に網膜の状態を調べることができると現在の健康状態を把握できる有効なツールになり得ます。
網膜は眼球の一番内側に存在する膜状の組織で、ものを見るために重要な組織です。発生学的には脳の一部であり、脳から突出している構造になっています。糖尿病や高血圧による網膜の変化は従来から言われており、近年はアルツハイマー型認知症による網膜の変化も報告されています。
全身性の健康状態が網膜に投影され、死亡リスクも反映される可能性があるという事実は大変興味深いですね。
更なる研究の成果を期待してしまいます。
記事のURLです👇
https://medical.jiji.com/news/50506
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