整形外科医の立場から– category –
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「腰痛」に潜む危険な症状の特徴とは〜内臓・血管由来の腰痛も〜
腰痛は現代人の約8割が経験するといわれていますが、痛みは慢性化すると日常生活や仕事に支障をきたします。慢性痛(治療に要すると期待される期間を過ぎても続く痛み)の保因者は我が国には2300万人おり、そのうち半数以上(55.7%)が腰痛であるという報... -
手首の親指側が痛む「ドケルバン病」の原因と治療 〜現代はスマホが原因のことも〜
手首の親指側のラインに痛みが走る。親指を広げる動作が辛い。 このような症状があればドケルバン病の可能性があります。聞き慣れない病名かもしれませんが、人名が病名になっているからです。スイスの外科医 “de Quervain” によって1895年に詳細に報告さ... -
「整形外科」という呼び名の命名者<YouTube動画>
https://youtu.be/12DM5YYeKFI -
「痛み」という実態のないもの。長引く痛み(慢性痛)に運動は効果がある!?
「痛みは死より恐ろしい暴君」とはアルベルト・シュヴァイツァーの言葉です。 我々は生きている限り、「痛み」と無縁ではいられません。いつの時代でも、世界中どこにいても痛みとの関係性は断てません。そして痛みはあらゆる人々の前に平等に現れます。詩... -
症状がない時から骨粗鬆症の予防を!
骨粗鬆症とは骨の量が減って骨が弱くなり、大きな力が加わらなくても骨折しやすくなる疾患です。日本には約1300万人いるといわれています。高齢化に伴いその数は増加しておりますが、治療を受けているのはわずか1/4で、残りの3/4である約1000万人の方は治... -
将来の寝たきりの原因であるロコモと、その予防「ロコトレ」について
新型コロナウイルス感染症の影響により、自宅内で過ごす時間が多くなっているかと思います。子供からご高齢の方々まで様々な年代や立場において、適度な運動による筋力の向上をはかる事はとても大切です。しかしながら外出が出来なくなると1日の運動量は... -
長引く痛み・五十肩(凍結肩)の概念と歴史、そしてその治療について。
【はじめに】 肩が痛くて腕が上がらない、洋服の着脱が困難、シャンプーや歯磨きも痛くて辛い。。通称五十肩はいつの時代にも多くの人々が経験しているものです。症状は長引き、1年2年と痛みや動かしにくさが続くこともよくあります。そしてこの厄介な症状... -
現代人のほとんどはビタミンD不足。その働きと体内への取り入れ方は?
【はじめに】 現代人のほとんどはビタミンD不足といわれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進することで骨粗鬆症の予防になり、免疫系へも働きかけることで感染症やがんの予防にもなることがわかってきています。最近の報告ではコロナ感染症の重症...
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